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スーパーカブ:常時点く灯火類をLEDに(直流化)

他所様の直流化の記事を読んでいたら簡単そうだったので、とりあえずやってみるかと暇なのを良い事にチャレンジしてみることにしました。
LEDにするのは後からでも…と思っていましたが同時にやらないとバッテリー上がるよ!とも書いてあったりして、家中から使えそうなLED球をかき集める所からスタートです。

とりあえずここから


どこから手を付けようか迷いましたが、横のカバーを外さないといけないので手頃なレッグシールドのセンターカバーを外しました。
インナーラックは付けたままでも何とか外れます。


次に横のカバーかと思ったらヘッドライトを外していました。なぜだろう。
外し方を模索しながら進めていたので撮り忘れ過多で画像がだいぶ飛び飛びになっていますが詳しくは他所様のをご覧ください。あくまでも私の作業記録ですから…。
ヘッドライトだけなら古いカブも同じで脇のビス2本と光軸調整用のボルト1本を外せば取れますね。
あとググった結果ですけどAA01あたりまでは随分とヘッドライト裏が配線でごちゃごちゃしているみたいですが、AA04やJA10(JA07は分からない)からは割とスッキリしていてスペースがあります。
見づらいですが向かって右のウインカー裏あたりにLEDバルブのドライバーを設置しました。振動対策と平面で無いことから厚手クッションの両面がテープになっているもので貼り付けました。脱脂はきちんと。



2年前にステラ用に買って廃車になるまでの2ヶ月程度使っていたH4のLEDバルブを入れてみました。
裏の防水ゴムキャップとヒートシンク部がガッツリ当たって付けづらかったんですが、ファンの排気は妨げられないみたいだったので大丈夫かと思われます。
狭い所に押し込むわけですから放熱が間に合わなくなりそうなファンレスよりはファン付きの方が良いかと思います。完全な密閉空間ではないので何とも言えませんけども。

配線をさわる


一気に飛んで横のカバーが外れています。外し方はググってください。
カバーの裏にECUとレギュレート/レクチファイアとリレーが並んでいますが、今回触るのは真ん中にあるヒートシンクが付いた部品レギュレート/レクチファイアのコネクタです。


コネクタを一度抜いて、黄色の電線が2本刺さっている端子を抜きます。これがレクチファイアを通って整流されたいわゆる交流(半波整流)の配線です。
端子の抜き方はググってもよく分からなかったので極細のマイナスドライバーでグリグリやっていたら抜けました。配線抜き工具なんてものがあるので楽したいならそちらを使うと良いです。
中身はファストン端子の250ですね。
端子を抜いたらコネクタは戻して、カバーの隙間から端子を出しておきます。


さっき抜いた端子をバッテリーから来ている配線に割り込ませるわけですが近くにリアブレーキスイッチがあります。カブはテールランプが交流でストップランプは直流ですからここから取れば良いわけです。
緑と黒の電線が出ていると思いますが黒が+ですから黒に割り込みですね。フレームのアースポイントに来ている配線を見ると家庭の電気と同じく緑がアースのようです。


被覆を一部剝いて芯線を露出させました。廉価なワイヤストリッパーと小さいカッターでやったら1本切ってしまいましたが、皆様は切らさぬよう握ったら開くタイプのワイヤストリッパーをご利用くださいませ。あれなら大丈夫なはず。


1.25sqの電線しか持ち合わせが無かったのでやりにくかったんですがスプライスを使って分岐させました。ハンダ付けでも良いかと思いますが準備が面倒なので。
スプライスはギボシ端子の圧着と同じやり方でカシメます。つまりギボシ端子のカシメる部分だけ切り出して使えばスプライス代わりに出来ます。いざという時便利ですね。
あとここは配線の間隔が狭いので圧着ペンチの種類に注意した方が良いかと。私はエーモンの先端が大きい端子用になっているものをメインで使っていますが、もう一つ先端が小さい端子になっているものも持っています。
今回のように狭い所で小さめの端子をカシメる場合、根元に小さい端子用のがあると圧着ペンチが途中までしか入れられず詰んでしまうことがあります。そういう場合に先端が小さい端子用のがあるものを使うことで無事にカシメられるのです。
余談でした。


反対側はファストン端子のオスを付けてコネクタから取り出したメス端子に繋ぎます。
これで交流(半波整流)だったところが直流になりました。キーをオンにしてみてヘッドライトやメーター照明などが点けばOKです。


あとは忘れず熱収縮チューブや自己融着テープなどで絶縁処理をしておきましょう。
私は雨の日乗らないので防水対策は程々にしましたが、雨降っても乗る方はしっかりと防水処理しておいてくださいね。

ここまで済んだら外した物を戻しつつ電球をLEDに交換していきます。
白熱電球やハロゲンランプのままだとバッテリーが上がるそうなので。
ヘッドライトとメーター球にテール/ストップランプとナンバー灯が対象でしょうか。

LEDにしたよ



ヘッドライトはこんな具合。光軸は目一杯下げてあります。壁ドンしても分かりにくいから余り意味の無い画像ですが。
斜めから見ると光源が見えて眩しいですが、対向車目線だと眩しいことはありませんでした。ロードスターで眩しくなければだいたいの車で大丈夫でしょう。



メーター球はその辺に転がっていた6500K程のT10です。たぶんフォレスターの時に買ったルームランプに付いてきたもので出所不明です。
端子をマイナスドライバーで狭めて接触不良を無くすようにしてから付けました。
ごく一般的な頂点1個と側面に4個素子が配置されているものを使いましたがムラにならず綺麗に照らしています。照度も眩しくなくでも電球よりクッキリして見やすいです。(日中は光っているか分からない)
ニュートラルやハイビーム、エンジンチェックランプはその色のLED球を持っていないし常に点いているわけではないので電球のままです。



テール/ストップランプはフィリップスのS25ダブルです。ロードスターのハイマウントに使おうと買ったらダブルだったので放置していたもの。
リフレクタの反射に頼るタイプなのでそういう造りのユニットに入れると本領を発揮します。日中でも視認性は電球と変わりません。
最寄りのホームセンタームサシだとアマゾン水準の価格で買えるんです。

ナンバー灯は随分遡りますがMSアクセラの時に買ったもので、カーメイトのBW134(絶版)というものです。1個はカーチャン氏のRに付けています。
これは真下を照らすように出来ていて、このAA04カブみたいに後ろから真っ直ぐ挿すタイプのナンバー灯にピッタリです。
色も青白い感じではなく暖色系の白なので安っぽさがなくて気に入っています。メーカーはLSホワイトと謳っていますが、当時のレクサス車のナンバー灯の色を再現した感じですね。

というわけで常時点灯している灯火類がLEDになりました。追加で買った物も無く0円で出来ました。
ヘッドライトが明るくなったのが一番のメリットですが、常時点灯していて寿命が短くなりがちなところを寿命の長いLEDに出来たことでメンテナンスサイクルを伸ばす効果も期待できますね。
ただ、単気筒のバイクゆえ振動が多いのでハンダクラックで接触不良が起きないかが一番ネックだったりもします。
特にメーター球はハンドル回りをバラさないと交換しづらかったのでしっかりしたものを選んだ方が後悔は少ないでしょうな。
とりあえず1時間程度色んな所を走り回ってテストしてきましたが問題はありませんでした。

今後どうなるのか要様子見です…。