フレアクロスオーバー:インナーバッフルボード交換
以前ドアのアウターパネルを制振した時に見つけたのですが、インナーバッフルボードが割れて中々酷いことになっていたのです。
そろそろ梅雨の時期だしますます酷くなると思われたので交換に踏み切りました。
これらを準備
今回は少々加工するので手頃な価格で未塗装のものを選びました。
あと内径ができるだけ大きい物であることも大切なのです。
塗装には手持ちのラッカースプレーと下塗り用のサンディングシーラースプレーを使います。
MDFはとにかく塗料を吸いますのでサンディングシーラー無しだと延々と塗料を重ねる羽目になるとのことで。
ちなみにこのサンディングシーラーはモノタロウで買いました。Amazonだと3本セットしか出てこなかったので。
加工
加工と言っても内径を拡げるだけです。
というのも、現在使っているスピーカーのFOCAL ISS165(海外仕様)は裏のフレーム(スポーク状のアレ)間直径が143mmと国産17cmスピーカーより大きいのです。
だから現在のカロッツェリアインナーバッフルの内径140mmだと当たってちゃんと固定できていなかったのです。それが崩壊の原因。
国産17cmスピーカーは概ね138mm程度なので内径140mmで丁度良いんですね。
あと私はディスクグラインダーに側面でも削れるサンディングディスクを付けて削りましたが、MDFはサクサク削れるので調子に乗って削りすぎに注意です。
取り付け
塗装しました。やはりガンガン吸うのでサンディングシーラー3回重ねた後にラッカーを4回重ねて妥協しました。
内側の削ったところは特に吸いまくるのでそこだけ1回多くしましたが…まだ足らない気がします。
ぱっと見は割と良い仕上がりですけれども。
裏側はエプトシーラーを貼り付けました。よくあるスポンジよりもエプトシーラーの方が耐候性があるのでお勧めです。
何も無いと雨水が垂れてきますよ。
ドア内張を外して、これが現状です。
このようにスポンジ2枚重ねで隙間を埋めるという杜撰な仕上げだったわけです。我ながら酷いな。
上は水の影響も少ないのでビスの所がちょっと引っ張られて盛り上がっている程度で済んでいますが…。
下側だった部分は雨水の影響でビスの部分から崩壊しているし、たぶんこの白いのはカビですよね。生えまくっています。
皆様におかれましてはスピーカーとインナーバッフルが必ず密着するようにお取り付け遊ばしてください。
新しいのを付けましたよ。薄くなりましたが今までよりはマシになるはず。
今までのM5セットボルトだとワッシャーが大きくて座繰り穴に入らなかったので別途M5キャップボルトを準備しました。同じの買う方はご注意。
そしてスピーカーを取り付けました。これですよ。
このISS165は鉄板プレスフレームなので曲がりますけれどもちゃんとインナーバッフルに密着しています。
国内正規品のISS170だとアルミダイキャストフレームだったかと思うし、内径140mmバッフルで問題無く取り付けるはずです。
色々面倒だなと思ったらお金を出せば綺麗に付くものが手に入りますよ。。
音質変化
そこまで音質の変化は無いだろうと思っていたのですが、やっぱりしっかり固定するって大事ですね。低音が大幅に良く出るようになりました。やったぜ。
それに合わせてクロスオーバーの調整を色々触りまして、フロントのカットオフを60Hzに上げてサブウーファーも60Hz -24dB/octで概ねどの曲でも前方から低音が聞こえるようになりました。
特にバスドラムのアタック音とサブウーファー帯域の繋がりがよろしくなって自然な感じに。分かるかな…。
つまりこれ↓(アタック音) と
↓これ(サブウーファーの帯域) の繋がりが良くなって
↓こうなる
わけですよ。
※低音のよく出るヘッドホンか大きいスピーカーでないと分かりにくいです。
そして走行中も音量を上げずともちゃんと低音が聞こえるようになったのが少々ビックリです。
たいしたことをしていませんが基本と調整次第では割と満足できるようになるんだなとあらためて思わされたのでした。
おしまい。
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