いよいよこの時が来ました。というか部材が揃ったからというだけなんですが。
以前の記事でアンプを買うかどうかみたいなことを書きましたが、結局手持ちのものを使うことにしました。せっかくあるのに使わないのは勿体ないということで。
というわけで何とか空けた半日で頑張って取り付けてみましょう。
目次
購入したもの

まずハイ/ローコンバータを購入しました。オーディオテクニカのAT-HLC150になります。
手持ちのアンプはハイレベル入力対応なのですが、購入から10年以上経過しているのもあって専用コネクタを紛失していましてRCA端子を使わざるを得ないのです。
そしてナビにはアンプリモート出力がありませんので、ポップノイズ対策でACCを遅延出来る機能が付いたこの商品を購入したというわけです。
ちなみに今回購入したものの中で一番高いですw

RCAケーブルはこちら、Amazon Basicsのものになります。長さは4.6m。
価格が安くて作りがちゃんとしてそうだったので。ただし結構太いので取り回しは苦労するかもしれません。
あと流石に太い電源ケーブルは在庫していないので購入しました。(画像は無い)
アマゾンで見つけたConextLinkというメーカーの8AWGの銅クラッドアルミ(CCA)線なのですが至って普通みたいなので選んでみました。
銅線より軽くて安いのがCCAのメリットですが、同じ太さなら許容電流値は小さくなります(銅線の約0.8倍らしい)。なので配線保護用ヒューズを一般的な60Aから50Aにして短絡対策としました。音圧競技でもやらない限り40Aでも飛ばすことは無いと思いますけどね。
アンプ側のヒューズは30A×2だったのでフルパワーだったとしても8AWGで事足ります(銅線の場合)。ターミナルは8AWGでスカスカなので余裕を持って4AWGの選択も有りです。
ちなみにOFCケーブルだと1200円くらい高いみたいです。今さら見つけてしまった。
アース用にも同じCCA線の色違いを買いまして25フィートも使い切らないのですが、送料を入れると2mくらいの切り売りケーブルより安いか同じ程度の価格なのでまぁいいかと。いつか使うときが来るでしょうw
何を着けるのか

今回の主役サブウーファーはこちら、R2に合わせて購入したKICKERのCompR 8インチ 2ΩDVC(43CWR82)です。定格300W。
R2はフロントスピーカーがダッシュ上の12cmだったのでこのサイズで丁度良い塩梅だったのですが、6.5インチスピーカーと組み合わせるとどうなるのかまだ未知数です。
軽四には丁度良いサイズ感なのですがね。
ボックスは汎用のものですが、容量が7L程度とCompRの推奨約11Lより小さいのでいわゆる重低音は期待できません。でもレスポンスは良くなるのでスピード感重視ならありなのかなとも。パワーのあるアンプ必須ですが。

アンプはこちら、ALPINEのMRX-M55というモノラルアンプです。日本で売っていないやつ。
フォレスターにアリアンテ載っけてそれに合わせて購入したんだっけな。
もう11年も前の話ですね。早いなぁ…。
取り付けてみよう

まずはバッ直の電源ケーブルを室内に引き込むところからですね。これが一番時間かかると言っても過言ではないです。
画像は概ね終わってしまっていますが、とりあえずヒューズホルダーの設置場所の検討から始めました。
バッテリーケースの奥側に横向きの状態で固定すると良さそうです。縦に設置すると万が一水を被った際に入り込む可能性が高くなりそうだったので。
ヒューズホルダーの設置場所が決まったらそれに合わせてケーブルを切って接続しておきました。
ケーブルの接続は一般的なもので、被覆を剝いて芯線を差し込んでイモネジで締めるタイプですが、私は↓このような絶縁カラーの無いフェルール端子を被せて締めました。これで芯線がぐちゃぐちゃにならずに済みます。

完成後の画像でアレですが…バッテリーからバルクヘッドに固定されているハーネスに沿わせて引っ張ってきました。ここが一番スマートで安全かなと思われます。
隙間が狭いので入る所から手を入れて何とか結束した感じです。すり傷切り傷必至ですw

後は運転席側フェンダーの中へ通していきます。車両側ハーネスの経路に倣っていけば問題無いですね。

どこに出てくるのかというと…ここです。
助手席側バルクヘッドにあるグロメットは室内側がエアコンユニットの真裏でちょっと現実的では無いかなと思いますので、残るはここしか無いかなといったところ。

ちょっと引いて見てみるとこんな感じになっています。
インナーフェンダーを半分捲るとグロメットが見えます。タイヤを外さずに出来ないことも無いらしいのですが絶対外した方が楽です。外さないと仕上げのコーキングが出来ないと思う。

接近して見るとこんな感じです。
グロメットの下側にカッターで切り込みを入れてケーブルを引き込みました。
コルゲートチューブを被せて最後に防水のコーキングをすればこちら側は完成でしょうか。

室内側はアクセルペダルの右側にあるグロメットから出てきます。
割と丁度良い場所なのでこのままカーペットの下に隠しながらラゲッジまで引っ張ります。
スカッフプレートやピラートリムを外したり浮かせたりしながら何とかといったところですね。転がしでも大丈夫でしょうが、念のため既存ハーネスにタイラップで固定しながら持ってきましたよ。

電源が何とかなったので次は信号線を何とかします。
とりあえずハイ/ローコンバータの配線に適する端子を圧着しておきました。
ここから完成まで画像はありませんが何とか書いてみます。
ハイ/ローコンバータはナビ裏のエアコンユニット外装に両面テープで留めました。配線が届いて安定しているのはそこしかありませんでした。
ACCのディレイタイムは2〜3秒程度に設定出来たと思います。
あとRCAケーブルとリモートケーブルは一緒に助手席側を通してラゲッジに持っていきました。電源ケーブルと同じ要領です。
ただしRCAケーブルが太いのでスカッフプレートがやや浮き気味になってしまったのは仕方ないところでしょうか。

というわけで完成です。
10年以上経っていますが問題無く電源が入って音も出ました。
アンプとサブウーファー間のスピーカーケーブルは在庫していたモンスターケーブルの14AWGを使いました。

サブウーファー側は脱着が楽なバナナプラグを取り付けてあります。
これでいざという時に簡単にサブウーファーを外すことが出来ますよ。
音の方は?
まずおおよそのゲインを合わせてみましたが、だいたい10時の位置くらいで丁度良い感じでした。
ローパスフィルタのカットオフ周波数はアナログダイヤルなので正確な値は不明ですが、アンプに書いてある50Hzくらいの結構低いところで概ねヨシでした。スロープは固定で確か-12dB/octだったかと思います。
そしてそのまま音量を上げてタイムアライメント調整を行ってみると結構良いところまではいくんだけど何かピタッと来ないなと。微妙な浮つき感があったのでもしやと思い位相を反転させるとドッシリ安定しました。やはりそうか。
ちなみに位相反転は物理的にスピーカーケーブルの+と−を反対にしただけです。アンプ側にスイッチが無いのですよ。

そして再度タイムアライメントを調整したらほぼ完璧な状態になりました。それが上の画像です。
ハイ/ローコンバータとかアンプとか色々経由しているので結構遅らせないといけませんでした。

そして最後に調整のために大きめにしてあったレベル調整を丁度良いところに合わせて完了です。
走行中を想定したので停車中だと少し存在感がある感じです。
ちなみに運転席から遠いフロント左を下げてありますが何故かこれで丁度良いのです。セオリー通りだと近い方を下げるのですが配線の長さとか車の特性とかあるんでしょうかね。
ナビに機能が無いのでフロントスピーカーにはハイパスを掛けられないのですが、無くても割と自然な繋がりだったりします。
今までは最低でもサブウーファーのプリアウトがあるヘッドユニットやナビしか使ってこなかったのですが、無くても何とかなるもんですね。
最近の車はヘッドユニット交換とかナビ交換が出来ない場合が多いのでひとまずサブウーファーを載っけてみると何とかなるかもしれません。それでダメならプロセッサーの導入を検討するといいのかな。
そんなこんなで取り付けから調整まで完了しました。
やはりサブウーファーがあると良いですね。低音厨な私は歓喜の極みですよ。
これで低音の効いた楽曲もより楽しく聞くことができます。
今後もしかするとラゲッジの底板をMDFか何かで作るかもしれません。というのも現状ペラい樹脂の板だけなので土台をしっかりさせてみてどう変わるか気になっていたりします。
樹脂の板は簡単に外せるので型紙代わりにしてやると比較的楽に切り出せそうです。
もう少し涼しくなったら検討しよう。
※9/15 追記
取り付けからKICKERの8インチをひと月ほど鳴らしていたのですが、やはり低域の伸びに不満が出てきましてですね。
ボックスの容量に合わせてユニットを8インチのままCompRTに変更(推奨容量約5L〜)するか、いっそサイズアップしてしまうか少し考えたのです。
悩んだ末に新たにボックス付きのを買ってしまいました。

新たに購入したのは FOCAL の SB P 25 というモデルで、10インチのユニットにバスレフボックスの組み合わせの製品です。
エントリークラスの製品なのでFOCALと言えどそこそこです。
ライフのオーディオはあまり複雑なことをせずできるだけ安価にがコンセプトなのでこれで十分。

置き換えてみました。サイズ感はギリギリですね。
向きは結構悩みましたがリアハッチに向けると鉄板がビビるでしょうし、リアシートバックに向けるとエッジに当たるしで結局ユニット前を遮らない横向きになりました。
早速調整してみましたが位相は今まで通り逆相で良し、アンプのローパスフィルターのカットオフは少し上げて75Hzあたり、ゲインは今までより結構下げて9時くらいの位置で何となく合ったかなという具合。
ナビ側でも結構変更しまして、EQはフラット近くになりましたしタイムアライメントのディレイは今までよりさらに1msほど遅延させて概ね前から聞こえる感じに。
もっとゲインを下げても良さそうですが面倒くさかったのでフェーダーでフロント寄りにして暫定で完成としました。
もうしばらく鳴らして慣らしをするとまた変わってくるでしょうね。
調整後に色々聞いてみましたがやはりワンサイズ大きくしたのは正解でした。
今まで聞こえなかった低音がしっかり聞こえますし、ベースのドゥーン↓系のスイープ的音も割と滑らかに鳴っています。今までは途中で消えていましたので。
サイズアップしてさらにバスレフになったわけですが、レスポンスというかキレというかその辺はどうかと言いますと割と頑張っていると思います。
ダンピングファクター高めのアンプで鳴らしているというのもありますが、ドコドコ系の追従性も悪くなく変なボワつき感もないので。
ということで低音厨な私は満足ですw
何気にバスレフボックスは初めて(だと思う)だったわけですが結構良いですね。色々試してみるもんだ。
次はフロントスピーカーのデッドニングをしてみたいところです。まずはアウターパネルからでしょうか。
お手軽にアクワイエの丸いやつとレアルシルトディフュージョンあたりで。
内張には丁度良さそうなオーディアのものが余っているので気力があれば試してみるかもしれません。












