ライフ:アッパーマウント交換

4 min

納車されてすぐに段差で上の方からゴトゴト音がする…これはアレしかないということで早速交換を計画したのでした。
部品選定はすんなりできましたが確実な分解方法や規定トルクなどは何となくしか分からないままでいました。
さてどうしたものか。

こちらを用意

やはりサービスマニュアルがあった方が良いなと思いCD-ROM版をヤフオクで入手しました。他のが1万円を超える中、これだけ3000円程度と安かったのでラッキーだったかもしれません。
ただ問題がありましてですね、推奨環境がWindowsXPとIEの組み合わせなのです。時代ですね…。
我が家はmacOS15.5もしくはWindows11なので開こうとすると弾かれてしまいます。
ただWindows10とChromeの組み合わせで開ける方法を公開してくれている方がいらしたので真似させてもらったら概ね良い感じに閲覧できました。ActiveXあたりが鬼門なのかな?
でも不便なので中古の安いXPのパソコンを1台買おうかなと思っています。

ということで今回交換する部品たちです。
左からアッパーマウント、リバウンドストップダンパー、ウェーブワッシャ、ナット、キャップになります。
アッパーマウントとリバウンドストップダンパーはGMB製の社外品で、残りは純正品にしました。価格的に。
あとキャップはゼストあたりに付いているのを見かけたので流用です。これ以上サビが酷くならないように願いを込めてw

交換する

現状確認

まず現状はこんな具合です。見ての通りストラットタワー頂点からリバウンドストップダンパーが浮いています。だいたい6〜8mm程度でしょうか。
これでは音が出て当然ですね。

邪魔になるものを外す

とりあえずダンパーのナットにアクセスするために邪魔になるものを外していきます。
まずワイパーですね。ちょうど塗りたかったので一緒に塗ってしまいます。

続いてカウルトップの脇にあるカバーを左右外しました。
確かツメだけで嵌まっているだけですので破損しないよう気をつけて引っ張ります。

そしてカウルトップを左右2箇所のピンを抜いて外しました。
窓側のクリップは破損しやすいので予備は用意しておいた方が良いですね。私は用意していなかったので慎重に外しました。

運転席側にあるヒューズボックスを固定しているボルト3本を外してヒューズボックスをずらしておきます。
上に見えている2本とストラットタワーに刺さっている下側の1本ですね。

あと画像は無いのですが助手席側にECUがありますのでそれもボルト2本上下にあるので外してずらしておきます。
バッテリーはお好みで。私は外さずそのまま行いました。

ダンパーを外す

ダンパー上部がよく見えるようになったので早速外したいところですが、ごらんの有様ですので手こずりそうですね。他のもそうみたいなのでJC1ライフの泣き所かもしれません。
割と必死だったので途中経過の画像はありません…。

何とか外せましたので私の勝ちです。
浮いているサビをワイヤーブラシで取ってからペネトンを吹いてしばらく放置した後17mmのソケットで様子を見ながら緩めていきましたが、案の定シャフトと供回りするので真ん中に六角を突っ込んで再度挑戦しますが固すぎだしシャフト側の六角が段々ガバガバになってきましてこりゃヤバイと一旦ストップです。
あまり使いたくはありませんでしたが油を追加しながらインパクトレンチで緩めて戻してを繰り返して何とか緩みましたとさ。
供回り中にアッパーマウンドが回っている音がしたのでなるべく荷重を掛けてやると緩みやすかったかなと思います。

ナックル側はボルトナット2本だけ外せばすんなりです。ABSセンサーの配線は外しました。
そして案の定スタビリンクのナットがサビで外れなかった(こちらも回り止めの六角がナメる寸前)のでそっと戻してボディ側のブラケットを外してダンパーを下げられるようにしました。
これでダンパーを取り出さずとも空いた隙間からアッパーマウントを外せました。

何とか取り出した古いものと新品の比較です。
ここだけ見てもさほど変わらないように見えますが…

横から見ると一目瞭然ですね。こんなに潰れるかってぐらい潰れています。
15年13万キロオーバーならこんなもんなのでしょうかね。

後は逆手順で戻すだけです。流用したキャップも忘れず装着しておきました。
仕上げに防錆の意味合いでモリブデンを吹いておきました。目に付いただけでのチョイスですのでどれくらい効果あるのか分かりませんが。
何か合うゴムカバーでもあればいいのですがね。

ワイパーを忘れずに

そうそう、ちゃんとワイパーは塗りましたよ。
雑に刷毛塗りされていた劣化塗料とサビを400番のペーパーで落とし、800番相当のスポンジ研磨剤で全体を足着けした後に中性洗剤で洗って乾かした後につや消し黒を2度塗りです。
もう少し全体的に元の塗料を剥がしてから塗れば良かったかもしれません。まぁ前よりマシなのでヨシ。

おわりに

このような感じで無事にアッパーマウント交換が終了しました。
ワゴンRのとか一般的なナット2本でストラットタワーに留まっているものしかやったことありませんでしたが、センター1本留めは錆びると簡単には外せないリスクがありますね。
そもそもホンダが運転席側アッパーマウントに水がジャブジャブ掛かる設計にしたのが悪い。形状的に溜まるでしょ。
これ以上酷くならないようにサイズ測ってキャップを取り付けたいところです。

あと当然のように異音は収まりました。ダンパー自体もしくはブッシュのヘタリからくる下部からの音はまだ残っていますが当面はこのままで。
そしてスタビリンクが外せなかったと先に書きましたが、スタビリンク側のネジ山が潰れていたせいです。
サビはアッパーマウントほど酷くはなく一般的なサビ方をしていましたので大丈夫なのですが。
記憶しているうちにダイスを買ってネジ山を修正…と思いましたが中の六角もナメる寸前でしたのでぶった切って交換してしまった方が早いかもしれません。

という感じで色々出てきますね。
凍結防止剤が撒かれる前に対処したいところです。

※8/16 追記 防水カバーについて

アッパーマウントというかリバウンドストップダンパーに水が溜まるのを防ぐカバー的な何かがないか定期的に探していたのですが、ちょうど良い感じのキャップを見つけたので買ってみました。
リバウンドストップダンパーの直径が70mmだったのでそれに合わせてゴムカバーとかのワードで検索すると出てきます。
太めの配線買ったらごく希に末端に付いてくるビニールキャップの大きい版ですね。

助手席側はすんなり取り付けられます。サイズ感もバッチリで雨水等が掛かることは無いでしょう。

運転席側はヒューズボックスが邪魔をしてちょっと難儀しますが、ツメを解除してずらしてやれば隙間から装着は可能です。
とりあえずこれでダンパー交換(予定は未定)までは現状維持出来るはずなので安心ですね。

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