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ロードスター:ブレーキホース交換

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何だかんだ16年10万kmな車ですから前々から交換しておいた方が良いかなと思ってはいましたが、これという決め手が無かったのです。
ですがこの前奥までブレーキを踏むことがあって、どうもフワフワというかムニュムニュした感触がして嫌な感じだったんですね。エア噛みとはまた違うあのアレです。
その柔らかい所はほとんど制動力が変わらず圧が逃げてる感がしてもったいない気もして交換に踏ん切りがついたのです。

今回の内容は特に命に関わることですので、少しでも自信が無かったらプロに任せることをお勧めします。
また、この記事の内容は確実に信頼できるものではありませんので、あくまでも一例としてご覧いただければと思います。何かあっても私は責任取れませんので…。

選択肢は多い



ロードスターという車の性質上この手の商品の選択肢は多いですね。パッドメーカーのものから外国製まで様々。
その中で私はAPP製ステンメッシュホースを選択してみました。なんとなくブレーキホースはAPPというイメージがあったので。
フィッティングはステンレスとスチールが選べますが、純正がスチールなんだからスチールで十分という判断です。安いですしね。
単にリフレッシュ目的や経年劣化での交換などフィーリング面に不満が無いのなら純正を選択するのが賢明だと思います。


実物を見るまで付属品は謎でしたが銅パッキンが同梱されていました。
これを知っていれば別途純正パッキンを注文しなくてもよかったのに。次回キャリパーオーバーホール時にでも使うとしますが何年後になることやら。

交換する


とりあえずリジッドラックに載せてタイヤを外しました。
今回前後とも載せていますが、前後どちらか片方ずつでも問題ありません。


今回使った工具類です。
右から12-14のメガネ、10-12のフレアナットレンチ、14-17の薄いスパナ、10-12の普通のスパナとなっています。
普通のスパナは必須じゃありませんが、固めのフレアナットを早く締め緩めするときに使います。決して最初の緩めや本締め時に使ってはいけません。


最終的にエア抜きするのでどこから交換しても良いかと思いますが、何となくマスターシリンダーから遠い順で変えていきます。
これは左リアですがカバーを外した方が作業はやりやすいですね。横着してそのまま進めましたが何とかなります。
車体側の留め具を外す前にフレアナットを緩めておきます。そうしないとちょっと面倒くさいことになりますので。
フレアナットはブラケットの裏にありますから直接は見えにくいです。私は手探りで行いました。
それから留め具をマイナスドライバーとかプライヤーなどで外してフレアナットも外せば下に抜けます。
キャリパー側は普通にバンジョーボルトを抜けば良いだけですね。


右リアは左側への分岐ブロックがありますのでちょっと面倒です。
ここも先にブロックのフレアナットを緩めてからブロックのナット2個を外しました。上側が少々引っ掛かりますがグイッとやれば抜けます。
私の場合だけかもしれませんが、上側のフレアナットがやたらと固くて指だけでは緩まず最後までレンチでチマチマやらざるを得ませんでした。


交換しました。
APP製のものはバンジョー部に回り止めのアレがありません。自分で良き角度を決めねばなりませんが、ここは純正と同様の角度とする方が干渉等のリスクは減らせるかと思います。
あと車体側のフレアナットを締めるときですが、ブラケットに留め具で固定してもホース側が回ってしまいます。
そこで冒頭の薄いスパナで押さえながら締めるわけです。純正のようにブラケットとツライチにならず少し飛び出るのでスパナを掛けられます。


フロントはこんな感じで取り回しました。
そしてどうやらバンジョー部が純正ホースより僅かに厚いようで、15インチホイールがますますギリギリになってしまいました。
物によっては干渉して入らなくなるホイールもあるかもしれません。
エンケイRP-02はバランスウェイトさえ気をつければ大丈夫です。


ちなみに4箇所交換してブレーキフルードはこのくらい減りました。かろうじてリザーバ内に液面はありますが、もう少し手間取っていたらマスターシリンダーやABSがエア噛みするところでした。

この後エア抜きをして完了となります。
私はクラッチレリーズシリンダ交換時に作ったワンマンブリーダー的なもので行いましたが…無駄にフルードを消費するだけで抜けきりませんでした。
エンジンを掛けてブレーキブースターが作動するとスコッとペダルが奥に入ってしまいます。通常アクセルと同じくらいの高さで重くなるのですが、靴の右側がアクセルペダルに引っ掛かるレベルまで踏まないと効かない状態ですから結構入ってる予感です。
素直に2人で行うべきですね。

というわけでエア抜きが終わったらフィーリング面を追記しておくとします。

※追記
納得いくまでエア抜きしました。結局ホース交換時に抜けた分と合わせて1Lくらい使ったのでほぼ全交換してしまいましたが。
フィーリング面は奥の方でカチッとする程度と思っていましたが、普通のブレーキ時に早速違いに気づきました。
今まで初期制動が強いというかややオーバーサーボな感覚があったのですが、それがマイルドになって街中でのブレーキングが断然楽になりました。
変えるきっかけになった奥の方でのフワフワ感も薄らいで剛性感が出たのが分かります。劇的な変化ではありませんが変化は感じ取れるレベルですね。
なにより今までの「これだけ踏んでるのに減速感が増えない」感じから「ほぼ踏力に応じた減速感(奥の方で今までより減速する感がある)」になったで安心感が増しました。
これでいつもの朗らかな集まりでも怖い思いをせずに済みそうです。