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R2:ブレーキパッド&シュー交換

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ここ最近下りでのブレーキング時に割と簡単にフェードするようになってきたのでフロントのブレーキパッドとリアのブレーキシューを交換することにしました。
整備記録簿を見る限り、おそらく新車時から一度も変えられていないのではないかと思います。
片持ち(フローティング)キャリパーなのでフロントは簡単、リアはドラムですからちょっと面倒です。

パッドとシューはこちら




ACREのCompact acreです。
当初はプロジェクトμやENDLESS、ディクセルも選択肢としてあったのですが、今まで使ったことのない&回りで使っている人がいないアクレを選んでみました。
ちなみにR2のブレーキはTOKIKO製で、スズキのMH21S ワゴンRやHA23S アルト等と同じです。もちろん交換方法も同じになります。

交換してみる


交換するに際して必要なもの…パッド・シューは当然として、工具は14mmのあるめがねレンチと22mm(4WD車は30mm)のソケットにスピンナーハンドル、マイナスドライバー(貫通が望ましい)とハンマーにトルクレンチは必須かと思います。
あとはグリスですが、私は銅グリスとシリコングリスを使いました。そしてパーツクリーナーにウエス、ブレーキフルードを吸い取れるような何かも使いますね。
オプションとしてキャリパーのピストン戻しツールがあると捗るかと思います。無ければウォーターポンププライヤーと布きれでも出来ますが、そんな高い物でもないのでひとつ準備しておくと余計な心配が減って良いかと。

※ここから先はブレーキの分解を伴う作業となります。間違えると命に関わりますので自信の無い方はご自身での作業はなさらず、信頼のおける自動車整備工場へ作業を依頼してください。決してそこらにある某赤色のお店とか黄色のお店などに依頼すべきではありません。最低限自動車ディーラーでの作業をお勧めします。


まずは比較的敷居の低いフロントのパッドから交換することにします。
アクレのパッドは赤色でそれっぽい雰囲気を醸し出しています。コンパクトアクレはロゴがありませんね。


ジャッキアップしてウマを掛けたらタイヤを外します。


キャリパー裏の下側にあるボルトを14mmのめがねレンチ等で外します。それほどトルクは掛かっていませんが、熱と経年で固くなっていると思うのでナメないような工具を使ってください。


ボルトを抜いたらキャリパーを上方向に回転させるように持ち上げるとパッドが見えます。
ほとんどの片持ちキャリパーはこの方法ですが、一部ボルトを上下とも外す必要がある場合もあります。


パッドをスライドさせて外しました。外れない場合は押さえの金属板を少し引っぱると抜けやすくなるかと思います。
出てきたパッドは純正品ですね、トキコと日立と書かれています。
外側のパッドに付いていたシムは再使用するものですので外してパーツクリーナーで洗っておきます。(今回私は使用しません)


私は先にピストンを戻すことにしたので、マスターシリンダーのリザーバタンクからブレーキフルードを抜いておきます。
ピストンを戻すと溢れてきますのでとりあえず吸えるだけ吸っておいて、適宜戻しながら吸うを繰り返します。
使用ツールは50cmの耐油ホースと油さしを組み合わせた単純なものです。


ピストン戻しツールを使って目一杯戻すとこのくらいになります。


あとは新しいパッドを元通りに入れるだけです。
ちなみにグリスアップ箇所はパッドのキャリパーベースとスライドして擦れそうな所と、ピストンとその反対側のパッドと接触する面になります。シムを付ける場合はパッドと接する面全体に薄く塗布しておきます。
グリスはやたらめったら塗ると返って汚れが溜まりやすくなりますので、必要な箇所に必要な分だけ塗るのが良いようです。


あとはキャリパーを戻してボルトを締めると完了です。
締め付けトルクはお調べください。私のように「こんなもんだろ」で締めるのはお勧め致しかねます。

リアはドラムですから


フロントが終わったらリアのシューを交換します。タイヤを外してウマを掛けておきましょう。
画像ではハブキャップを外してあります。基本的に固く嵌まっているものですので、マイナスドライバーを隙間に叩き込んでこじって外すものと認識しています。


ハブナットの割ピンを起こして抜き取ります。
すんなりと抜けることは少ないでしょうから、だいたい真っ直ぐに起こしたらハンマーで叩いてある程度押し込んだらプライヤー等で抜けば良いかと思います。


割ピンを抜いたらナットを緩めて外します。私のR2はFFですのでナットは22mmです。(4WDは30mm)
締め付けトルク自体は60N・mとたいしたことはないのですが、概ね固くなっていますのでロングスピンナーを使うと良いかと。ドライブ角(差し込み角)は9.5sqで特に問題はありませんでしたが、安全性を考えると12.7sqのもので行った方が良いかもしれません。


ナットが外れたらドラムをパカッと開きます。揺さぶりながら引っぱれば概ねすんなりと抜けてくるかと思われます。
もし抜けない場合はハンマーで軽く叩くと外れやすいそうです。


ドラムの内側、シューの当たる部分は特に異常なく綺麗だと思います。


シューを外すには色々やり方があると思いますが、私はまず押さえの板バネ&ピンを外しました。
先の曲がったロングノーズプライヤでシューごと板バネを挟んで縮め、その隙にピンを90度回して抜き取ります。
この際絶対に板バネに顔を近づけないでください。何かの拍子に弾け飛ぶ可能性も十分考えられますので。


あとはちょっとシューを広げつつグリッとやればこの形のまま外れるはずです。これはもう新しいシューにスプリングや調整機構を移植してあります。
私の場合は、調整機構(それぞれのシューと繋がっている金属のもの)を留めている小さいバネから外しました。隙間にマイナスドライバーを差し込んでこじれば外れてくれます。
そして下側のバネを外してから上のバネを外せば分離できました。
片方のシューの裏に何か金属板が付いているかと思いますが、それを留めている変な形の何か…何だアレ…を無理矢理で良いので外してしまいます。新しいシューに同じ物が付いてくるはずですので。
組み付けるときは調整機構をバネで固定してからそれぞれのバネを取り付けると楽でした。


ドラムの方に戻す前に必要な箇所にグリスを塗ります。
私はホイールシリンダーの左右シューと接する部分にはシリコングリスを、他のバックプレートや下部の接する部分には銅グリスを塗っておきました。
ここも必要な箇所に必要な分だけ塗るようにした方が良いです。
グリスアップが終わったらシューを元通り戻します。

この段階でシューのクリアランス調整をしておきます。
まずは調整機構を一番縮めてドラムを被せてスムーズに軽く回るか確認します。その後少しずつシューの間隔を広げていき、わずかにドラムとライニングが接触する程度にしておきます。ある程度詰めた方がブレーキペダルの踏み始めからリアブレーキが仕事してくれます。
ただし、手でドラムが回せないとか回るけどすぐ止まるようなら詰めすぎです。


そしてナットをトルクレンチを使って60N・mで締め、最後に割ピンを入れてキャップを被せて完了です。
やってみるまではこんがらがるだろうなと思っていましたが、いざ作業してみると割とすんなり出来てしまいました。
要はバネの掛け外しと最後の調整ですね。

作業が終わったら

早速試しに行こうと思いますでしょ。1発目のブレーキはホントに効きませんし、ゴリゴリ擦れる音とかするのでちょっとビビるかと思います。
なので最初はそーっと徐行程度の速度で走ってブレーキを何度も掛けて当たりを付けてください。段々と効いてきますので徐々にスピードを上げて普段通りの制動力が出てきたなと思ったらいつものペースで走ると良いかと思います。
何にせよ気をつけて乗りましょう。

最後に大事なことなのでもう一度書いておきます。
※間違えると命に関わりますので自信の無い方はご自身での作業はなさらず、信頼のおける自動車整備工場へ作業を依頼してください。決してそこらにある某赤色のお店とか黄色のお店などに依頼すべきではありません。最低限自動車ディーラーでの作業をお勧めします。

なお、この記事を参考に作業されて何かトラブルや事故が発生したとしても私は責任を負えませんのでご了承ください。

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