アコード:無限のマフラー購入してみた
暇に任せてヤフオクを徘徊していたら昨今の相場から見てスタート価格がやたら安い無限のマフラーを発見したのですよ。
ウォッチリストに入れて1度目は入札無しでスルー、2度目で業者と思われる入札があったのでこれはと思い(ついつい)入札したのです。
業者だったら利益の出る価格で落札したいでしょうから競り合っては来ないと読んだのですが、見事的中で私が入札してから誰も入札せず無事落札することができました。
汚れ傷は多少あるけどちゃんと使える無限マフラーが相場より数万円安く手に入ったのはラッキーです。
こちらが落札したものです
最寄りの西濃へ引き取りに行って来ました。
純正マフラーが載るんだから分割されているマフラーが載らないはずがないということで、トランクからズボッと突っ込んできました。
帰ってきて開梱チェックです。まずはプリチャンバーから。
ちょっと磨いたら艶が復活したので全然問題ありません。ヘコミはありますが穴が開いているわけじゃないので。
サブサイレンサー部分も経年による汚れ程度で穴あき等はありませんでした。
…ここで鋭い人は気付いたかと思います。
これ前期ものなのですが、CL7ユーロR用だとサブサイレンサーは付いておらずただの筒なのです。でも付いているということは…そう、CL9用なんです。
私も出品画像を見て違和感があったので調べてみたら前期だと別品番になっていてこういう仕様なのだと。ユーロR用よりレア度は高いかもしれませんね。
メインサイレンサーは比較的きれいめです。底部に擦った跡はありますがヘコミや穴あきはありません。
ということでオールOKな感じです。
ガスケット問題
取り付けに際してボルトナットとガスケットが別途必要になりますが、ボルトナットはどうとでもなりますのでヨシとして…ガスケットが問題なのですよ。
無限のサイトに取説があるので色々調べてみたら触媒とプリチャンバー間のガスケット、それから左側メインサイレンサーのガスケットは純正で問題無さそうだと分かりました。
残るプリチャンバーとサブサイレンサーのガスケットがうずまき型のリングガスケットだということろまで判明しましたが、内径外径厚みなどは不明のままでした。
前期無限マフラーのパイプ径は調べたら出てきて当該部分はφ60.5だそうです。そこから内径は62mmくらいで外径が70mmくらいのガスケットがあれば付きそうだなと予測を立ててアマゾンからモノタロウから色々探し回ったんですが、結局ピッタリの物が無く暫定で内径62mm、外径74mmのガスケットを買ってみました。
果たしてどうなることやら。
取り付けてみよう
まずはフランジの清掃から行ってみました。
古いガスケットとか汚れがあると排気漏れの原因になってしまいますからね。
電動インパクトに取り付けて使う真鍮のホイールブラシで簡単に綺麗になりました。
色々端折りまして…純正マフラーを全身を使って下ろし、無限マフラーを前から順に取り付けました。
プリチャンバーを純正ガスケットの大きい方で触媒に取り付け、ジャッキで垂れ下がらないように支えておきます。
その後サブサイレンサーから右側メインサイレンサーまでの1本を取り付けるのですが、まず右側メインサイレンサー後端をマフラーハンガーで吊ってからサブサイレンサーの所のフックをマフラーハンガーに吊すという順で行いました。
プリチャンバーとの接続時に事前に準備したリングガスケットを入れるわけですが、やはりサイズが微妙に合いません。外径がわずかに大きいようです。
実測値はこんな感じで、内径は62mmで合っていますが外径が3mmほど大きく溝にはまりません。
しょうがないので細いマイナスドライバーで位置を調整しながらガスケットを落とさないようにボルトを掛けました。本締めは後にしたかったのですが、ここだけガスケットがズレるのが嫌で先に締めてしまいました。
ここまで来れば残りのメインサイレンサーを取り付けるだけです。純正ガスケットの小さい方で問題ありません。
それにしてもチタンだからか軽くて取付は割と楽でした。
そうそう、ボルトに関してですが私はミスミで発注しました。
取説によるとM10で30mmと35mmの2種類が付属しているようです。ですが35mmがやたらと高くて何だかなぁと思い、多少の余裕は見てあると踏んで全部30mmにしたのですよ。
そしたらプリチャンバーとサブサイレンサーの所がガスケットの厚み分足らない事態に陥りまして。ボルト箱を漁ったらほぼ新品の35mmフランジボルトが2本ありまして事なきを得ましたとさ。
なので皆様におかれましては統一するなら35mmがよろしいかと思われます。
バンパーからの出具合はこんな感じです。純正に準じた出具合でおとなしい部類ですね。
あと左側サイレンサーが10mmくらい下がっています。右側は割と良い感じなので調整式のマフラーハンガーを利用して合わせてみようと思います。
ちなみに新品で無限マフラーを買うと強化マフラーハンガーが付属してくるようです。今回は3個だけ付属品が付いてきたので最後端の2個を純正そのままにして残りを付属強化品としました。そのせいもあるのかな?
どんな音になったの?
サクッと撮ったのでよろしければご覧下さい。
取り付けて1発目だったので溜まっていた煤が黒煙かのように出ましたが問題ありません。
以前付けていたフジツボ レガリスRと比べて同程度か少し静かかもしれません。新品時は近接90dBも無いほどの静音だそうですが、前期ものということで10年どころか20年近く使われていたのではないかと思われますので結構大きくなっているはずです。
とは言えグラスウールの抜けたようなカサカサ音もしませんでしたしまだ消音機能は十分機能しているのではないでしょうか。
走行テストも実施しましたがこれといって問題無く。車内では少し低音が聞こえる程度でした。
しかし翌日しっかり熱が入るとそこそこ音量アップです。
特に車内に入ってくる音が倍増(体感)ですよ。低音がやたらとこもってちょっと耳に付く感じです。中古だから仕方ないのですが。
でも50キロも出ていればロードノイズが勝ってきてさほど気にならないかもしれません。
ちなみに腹下に潜って確認しましたが全て排気漏れはありませんでした。よかったよかった。
というわけで無限スポーツエキゾーストシステムを導入してしまいました。
メインサイレンサーとテールパイプがピカピカしていないのが一番のお気に入り。
※8/30 追記
ガスケットについて取り付け後も調べていたんですが補修部品として無限から購入することはできるようです。品番は 18007-EXH-0020 になると思われますが、ウェブ上で購入できるところが見当たらなかったので電話するしかないかもしれません。
そして他所のメーカーに何かないかなと見ていたらHKSにφ60.5の補修用ガスケットがありました。純正のようなリングガスケットです。
取り付け前に各フランジを磨いていたわけですが、ガスケットの嵌まる全ての溝が同じような感じだったのでおそらく大丈夫だろうと思い買ってみました。
結果から言えば問題無く取り付けできて排気漏れもありませんでした。ちゃんとガスケットの潰れる感じもあって割と安心な感じです。
ただ内径はギリギリといったところでした。でも思い返してみれば触媒の所の純正ガスケットも似た感じだったかもしれません。
といった感じで代替ガスケットとして使用できると言っていいのではないかと。
続いてマフラーハンガーについてです。
ちょっと高いですがタニダの調整式を買ってみました。もちろんダウン方向では無くアップ方向に使います。(メーカーの想定外)
色々試した結果メインサイレンサーの車体前方側を上げると良い感じになりましたよ。
車体後方側で上げると車体側のフック位置に引っ張られてバンパー内側と接触します。
左側は良い感じの位置に来ましたが右側がちょっと下がってしまいました。でもこのくらいなら許容範囲かなと思います。引きで見るとそれほど気にならないかなと。
左右出しマフラーはなかなか合わないものだと思っていますのでこのくらいで妥協しておくのがよろしいのではないでしょうか。
純正の段階で完璧に揃っているわけでもないですし、分割数が増えているのでなお合いにくいというか何というか。(調整箇所が増えているとも言えますが)
何より21年前の車ですからねw
※9/8 動画追加
外からの加速動画でも撮ってみようかと思い立ったので撮ってきました。
音は別途リニアPCMレコーダーで収録していますのでカメラ内蔵マイクより実際に近い感じに聞こえるかもしれません。エンコードした時点で圧縮されていますが内蔵マイクより高音質かと思います。
こう聞いてみると高音成分はあんまり無くて低音が強いマフラーですね。
中回転域以降は吸気音が大きくなってきれミックスされて排気音はよく分からなくなっています。
純正エアクリボックスのままなのにこれだけ吸気音が目立つなんて。
ちなみにVTEC切換後の伸び感は純正マフラーよりあると思われます。フジツボと比べるとどうだろう…ストレート構造な分少し良いかもしれませんが、パイプ径が細いので同じくらいかもしれませんね。(おぼえていない)
あとアレですね、車内で聞こえている音量感よりも外は静かに感じます。そこのところ上手く調整されているのでしょうか。
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