R2:CUSCO Street 車高調装着
とうとう車高調を導入することにしました。
というのもここ最近リアのストローク不足が非常に気になっていましたし、以前より減衰力が低くなった感が拭えず底突きしまくっていて精神衛生上よろしくなかったのです。
ダンパーだけカヤバのローファースポーツにしようかとも思っていましたが、バネとの相性もあるでしょうからもう少し出して車高調を選択した次第です。
これにしました
CUSCOのStreetをチョイスです。
R2用として売られている車高調は、現時点でTEIN・CUSCO・ラルグス=シュピーゲルの3つです。
その中で国産なのはTEINとCUSCOで品質重視ならどちらかかなと思います。両方とも減衰は固定ですが、CUSCOは注文時バネレートが選べます。
というわけでCUSCOになりましたとさw
バネレートは一番固く、フロント5kgf/mm・リア4kgf/mmにしてみました。
というのもレビューを読んでいると標準の3.5kgf/mm・3kgf/mmだと結構柔らかいそうでリアが底突きするとかしないとか。
だったら底突きの可能性を限りなくゼロに近づけたいので一番固い組み合わせを選んだまでです。
あと朗らかな走りに少しでも対応できるように。この車高調は基本快適ローダウン仕様ですから。
付けてみる
開封して並べてみました。寝かすとエア噛むのであんまりよろしくありませんが知ったこっちゃありません。
アッパーマウントは付いていませんのでダンパーとバネにスプリングシートくらいのもんです。
というわけで部品センターで純正フロントアッパーマウント一式を買ってきました。フロントからゴトゴト音がしていたのでフロントのみです。
リアは今付いている物をそのまま付け替えます。
品番は以下の通りです。
価格は全て税抜き、それぞれ左右2個必要です。
そういえばダンパーに見覚えのあるシールが貼ってありました。
思いっきりKYB、カヤバが作っているみたいですね。これなら安心ですw
まずは車高調を組み立てます。
画像の順番で組み付けていきますが、私はそれぞれの間にシリコングリスを塗布しておきました。
説明書には特に指示はありませんでしたが、純正ダンパーのベアリングをバラしたときにグリスが塗ってあったので真似してみただけです。
ベアリングはプラスチックなのでシリコングリスを使いましたが、それ以外に塗布する場合はモリブデングリスとかで良いかと思います。私はシリコングリスしかなかったので。
組立が終わったら純正ダンパーと交換です。
外し方・付け方はローダウンスプリングの記事をご覧ください。
相変わらずEZカムXRは継続装着です。
リム幅5インチであればインセット40くらいまでにしておくとこういったキャンバー補正ツールは使わず済むかと思います。
正直ホイール変えたい欲が…。
あとはリアもアッパーマウントを純正ダンパーからかっぱらって組み付けて交換したら車高調整をして完了です。
リアのナックルのボルトが中々抜けない&入らないで金槌を使う羽目になって時間を食ってしまいましたが、ローダウンスプリングに変えたときのようにスプリングコンプレッサを使うことは無かったので4時間で終わりました。
車高はこのくらいで
フロントはいわゆる全下げです。正直DQN臭くて全下げは嫌だったんですが今までと同じくらいの車高だったので。
あまり下がらない原因はバネレートを5kgf/mmの物にしたせいですね。
スプリングの長さが同じなら縮む量が多い、バネレートのより低いスプリングを使うと車高はもっと落ちますから。
リアは今までより上げる方向に調整しました。
R2は純正でもリアが底突きすることもあるほどストロークに余裕がありませんので、車高調と言えどある程度のストローク幅は確保したいところですね。
バネレートが今までの倍になっているので同じくらいの車高でも問題無さそうではありますが。
パッと見はとても車高を落としているようには見えませんが、純正比で前後とも約25mm程度は落ちているはずです。
特にリアのフェンダーアーチとタイヤの隙間が丁度良い(当社比)感じになったので今までと変わらないフロントとのバランスはよろしいかと思います。
フロントは全下げ、リアはネジの下から10mmほどでよく見ると前傾姿勢になっているはず。これでリアが仕事してくれるはず。
蛇足ですが
車高調整時にまずフロントを左右とも全下げしてみると助手席側が10mm余り低かったので10mm上げてバランスを取ってみました。たぶん2mmくらいズレていますが誤差ということで。
その流れでリアの調整に移って、まずロアシートの位置を左右合わせてライドハイトを確認すると助手席側が15mmくらい低いという。
ならばと思って15mm上げてみるも…5mmくらいしか変わっていません。レバー比1のストラットなのに。
さらに10mm上げてみてももう2mmくらいしか変化せず。ロアシート位置でトータル25mm左右で違うのは流石にアレなので誤差の範囲ということでそこで調整を完了としました。
全長調整式であれば気の済むまで合わせていたんですが、ネジ式車高調はプリロードが変わりますからあまり左右で変化させたくなかったのです。
計算上はフロント助手席側が運転席側より50kg多く荷重が掛からないと縮み始めず、リア助手席側に至っては100kgです。
まぁアレですよ、修復歴有り車ですからこれくらいあって当たり前と思わないとw
乗ってみました
説明書には慣らしをすると寿命が延びますって書いてありました。距離は500km〜1000kmとやたら長いんですが…。そこは他社に倣って100kmくらいにすることにしました。
夜な夜な60km/hを上限にのんびりと走っていました…が、途中で朗らか走りの会へ呼び出されたのでたまたま来ていた悪友KのBP5レガシィで参加してきましたとさ。流石に30kmしか慣らしてない車高調で朗らかに走る気になれませんので。アライメントもまだだし。
翌日さらに走り込んで約100kmほど慣らした後にアライメント調整に行ってきました。今回はたまに利用するチューニングショップにお願いしました。
そしたらなんとリア助手席側のトー調整に使うナットの頭がナメていて回せない! おい前回触ったタイヤ館 T店! 余分にナット交換費用5000円+税が掛かってしまって足らない分をカードで払う羽目になっただろ!ふざけんな!
どんな工具の掛け方したらナメるの…素人の私でもナメたこと無いというのに。
無事に終わってこんな結果になりましたとさ。今回は社長にお任せです。
フロントのキャンバがポジティブに1°くらい変わりました。結構攻めましたね、タイヤのサイドウォールがギリギリはみ出さない…というか車検は無理かもレベルです。サイドウォールがシュッとしたタイヤなら丁度良い具合でしょうな。
トーは前後ともわずかにインです。ネガティブキャンバが付いていると走行中はトーイン方向に向かいますので、走行中トー0にするなら打ち消すために僅かにアウトにするといいんですが、元プロですから何かしらの意図があるものと思いますのでそのままにしましょう。
帰りに乗った感想としては直進安定世が増して真っ直ぐが楽です。トーインですからね。
車高調にしての感想は、固いけど今までの減衰力が足らない感を伴う固さ&底突きに比べれば随分と乗り心地は良いなという感じ。
変にバタバタしないし、跳ねる感じもよっぽど舗装の悪い道を走らない限りありません。
フロントの接地感は今まで以上だし、跳ねる感じも無くてストロークが足らないということはありませんでした。
リアは舗装の悪い道だとちょっと跳ねる感じはありますが概ね良好です。接地感は概ね感じられます。
あとは山に行ったときにどうなるかですね。街乗りしている限りは素直な挙動だと思っています。
また走ってきたら感想を書くかもしれません。
※車高調への交換に際してこの記事を参考になされても大いに結構ですが、何か有った場合の責任までは負えませんのでご了承ください。自分で全部責任を負える方はチャレンジしてみても良いかもしれません。DIYは自己責任!
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