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フレアクロスオーバー:スピーカー交換

一昨日レー探を移動したのはこのためでした。
純正スピーカーでも個人的に結構良い線いっていたと思うのですが、音場がどうしても上がらないしミッドにボーカルが引っぱられてどうしてもモゴモゴした感じが取れず納得し切れていませんでした。
そして臨時収入が少しばかり入ったのでエントリークラスのスピーカーを買おうかなと思ったわけです。

これを選択


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FOCAL
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FOCALのISS165にしました。国内正規品ではなくより安いアメリカ仕様品です。
ALPINE X-170SやKENWOOD KFC-US1703も検討しましたが、ネットワークがインラインで楽そうなのと能率(感度)が92.6dB/W・mと高いこと(ALPINE:86db/W・m, KENWOOD:85dB/W・m)、あと一度はFOCALを使ってみたかったというのもあります。


本体です。これといった装飾等も無くシンプル。
FOCALと言えばポリグラスコーンですが廉価モデルでももちろん採用されています。同じくツイーターもリバースドームです。


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カロッツェリア(carrozzeria)/パイオニア(Pioneer)
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国産であっても17cmクラスのスピーカーはほとんどそのままでは付きませんし、海外メーカー製のものはまずインナーバッフル必須とということで手頃な物を一緒に準備しました。
確実に適合するという情報を得たのでパイオニア製になりました。特にこだわりはありませんので。


実はそれぞれ注文してから気付いたのですが、スピーカーの取付穴径が約143mmでインナーバッフルが140mmと若干合わないのです。
無理矢理締め込めば潰れるかとも思いましたがパイオニアのインナーバッフルが予想以上に固くて無理だなと。削ればいいのですが時間もあまりないし厚みのある固めのスポンジをスピーカー裏に挟んでみることにしました。

取り付け


パイオニアのサイトに内張の外し方が載っていたのでそれに沿って取り外しました。
上部の引っ掛かっている部分は一般的な上に持ち上げる式ではなく斜め上手前に引っぱるが正解のようです。
純正スピーカーは普通のダブルコーンフルレンジですな。樹脂製バッフルと一体になっています。

<ここから余談>
Web上でよく見る「純正スピーカーと比べてマグネットが全然大きいです」とかいうのはマグネットの種類が違うので当然です。
省燃費のため色んな所が軽量化されている最近の車ですけれども、スピーカーも当然そうでネオジウム(ネオジム)マグネットを使って小さく軽く作られているんですね。
普及価格帯の社外スピーカーはほとんんどフェライトマグネットでネオジウムに比べると磁力が弱いので大きくせざるを得ないわけです。
とは言え純正スピーカーのネオジウムマグネットは今までのフェライトマグネットと同等の磁力だそうで。そりゃそうだ。
<余談終わり>


インナーバッフルを取り付けました。
純正スピーカーを外すと緑色のビスの受け部品が3箇所付いているのが見えますが、それを外して付属のボルトナットで固定します。


ここで配線回りを処理します。付属ネットワークはドア内に入れることになりますので不足している防水処理を追加で行いました。
熱収縮チューブで覆われている部分の両端にシリコンシーラントを流し込んでおきました。念のためビニルテープも巻いて万全を期す感じです。
車両側コネクタはそのままにしますので接続はファストン端子オスを差し込むだけです。そこは自己融着テープとビニルテープで巻いておきました。


こんな感じで付きました。スピーカー回りにはエプトシーラーを貼り付けて防音処理のようなことを。
ドア内の配線は底に付かないように既存配線に沿わせてタイラップで固定しています。宙に浮かせておけばあまり水の影響も無いのかなということで。

ドアが終わったのでツイーターです。純正配線を利用しますので位置も純正位置を踏襲します。
細いマイナスドライバー先端にビニルテープを巻いたもので純正ツイーターを外しました。
グリルとツイーターは爪で簡単に外れると思っていたら爪+接着剤で割とガッチリ留まっていました。
そしてコネクタが小さいし中身はファストン端子ではないのでコネクタを切り飛ばしてファストン端子(たくさんあったので使っただけ)を圧着しましたが、配線が短くて非常にやりにくかったです。事前にバラして同じコネクタを用意しておけば良かった。(2550コネクタか?)
純正ミッドには+−が書いてありますけれどツイーターには何もありません。が、Webで配線図を公開してくれている方がいらっしゃいましたので大いに活用させてもらいました。
色々ありそうなので画像は上げませんが助手席側は白がプラス、運転席側は赤がプラスです。


こんな感じで付属のアングルマウントを使って付けました。
グリルは樹脂だろうと思っていましたが何気に金属製でちょっとビックリ。パンチングなのでなかなか滑らかにはいきませんができるだけ綺麗に穴開けしたつもりです。
ツイーター無しグレードの樹脂カバーを用意すれば穴開けも簡単で綺麗に出来るでしょうがそこにお金掛けるのもアレなので既存のを利用しました。
アングルマウントの固定はブチルゴム系強力両面テープです。当初はタッピングとスピードナットで固定するつもりでしたが、アングルマウント内部が狭いので面倒くさくなりまして。

音は?

とりあえずEQフラットでクロスオーバーもフラットにしてサブウーファーを切って聞いてみました。
まず全体的にすっきりはっきりしましたね、予想通り。ボーカルがツイーターから聞こえるので音場が上がり前方定位感がより強くなりました。
ただ、中域が少し出過ぎた真似をしているのでそこだけ少しEQで落としてみるとよりすっきり。
まだ取り付けたばかりなので固さが感じられますが、熟れてくるともっと滑らかに低域もより出るものと思われます。
サブウーファーとの繋がりも違和感無く、ローパスフィルタの周波数を70Hzから60Hzに下げて丁度良い感じ。フロントスピーカーのハイパスは80Hzで様子見。
スロープはサブウーファーが-12dB/oct、フロントスピーカーが-6dB/octで位相も合っている感じですし概ね低音も前から聞こえます。

まだ慣らしの段階ですので詰めて調整するには早いかなと思っています。とりあえず違和感無く聞ける状態にはしてあるので、色んな曲を鳴らしておこうと思います。

あとドアの鉄板が予想より全然薄いので涼しくなったらデッドニングも実施したいところですね。アクワイエの丸いやつでアウターを程々に、スピーカー裏はレアルシルトディフュージョンでしょうか。
インナーと内張は追々考えます。