R2:ドアロックアクチュエーター修理
運転席だけ電気仕掛けのドアロックが全く効かず、雨の日にサンバーと同じ思いをしていました。
調査の結果ドアロックアクチュエーターが壊れているということで、修理するにはアッセンブリでごっそり交換するのが一般的だそうな。
しかし部品代だけでも8,770円するようで、そこに工賃を入れると万越え確定ですから自分ですることにしました。
要はこのアッセンブリ内のモーターを変えれば良いわけですからね。
まずはドアの内張を外します。前回パワーウィンドウスイッチを交換した回を見てもらうと外すべきビスが分かります。
そして向かって右側のラッチあたりの手が入るように防水ビニールをそっと剥がします。ブチルが付かないように注意してください。
私は手持ちの養生テープを剥がした後のブチルに貼り付けて対処しました。ビニールはブチル同士を合わせるように内側に折りたたんでテープでドアに仮止めしておきました。
画質からお察しの通りiPhoneで撮っています。ドアの中に突っ込んでみました。
この1〜3は下記画像とリンクしています。それぞれどこに嵌まっていたかということです。
板ラチェットドライバー等があればラッチを外さなくても1のビス一本を外せばアクチュエーターだけ取り出せます。
他にグレーのカプラーを外す必要がありますけれど、それは見れば分かりますので手順省略。
外れたアクチュエーターです。カプラーは下の方にだけ刺さっています。
ちなみに修理が終わって取り付ける際は、2を合わせて3を動かして上手いこと入れつつグッと押し込めば1が良いところに来るはずです。
ぶれた画像ですみません。iPhoneの限界です。
ご覧の通り上下二分割できますので、溝にスクレーパー(無ければマイナスドライバーでも可ですが推奨しません)を入れて少しだけ上下させるを半周ほど繰り返すと徐々に外れていきます。
おそらく接着剤でくっついていますので無理すると上下くっついたまま割れることも考えられます。垂直にスクレーパーを入れるようにすると自分の体重が使えますので幾らか楽に出来ると思います。
ただ、3の部品とそれと連動して動くアーム的なところには絶対力を掛けないでください。破損しやすそうです。
開けられたら中のモーターを取り出します。他のギアまで出さないように注意です。
ウォームギアが付いている方が古いマブチモーター製のものです。左はヤフオクで仕入れた新しいもの、900円でお釣りが来るレベルだったので2個買っておきました。
型番はFC-280PCですが、軸が長く半月のものがR2には適合します。Amazonにも同じ型番のものがありますがあれは軸が10mmしかなく丸いので適合不可、おまけに逆回転らしいです。
このウォームギアは簡単に外れますので新しい方の軸に移植します。
元通り組み上がったらシリコングリス等のプラスチックを侵さないものでグリスアップしておいた方が後々良さげです。ほどほどに。
そして上下をくっつけるわけですが、まずはゼリー状瞬間接着剤を使ってくっつけました。凹凸の凹に流し込むイメージで一周回したら素早くフタをします。
しばらくの後くっついたことを確認したら念のためにコーキング剤等で合わせ目に一周。バスコークも持っていますがあえてスーパーXを使いました。接着剤ですがこういう用途にもお勧めです。
あとはしばらく乾かして車に戻せば修理は完了です。
取付・取り外しはさほど難しいものではありませんが、アクチュエータの殻割りが一番時間が掛かりました。
スクレーパーなどの金属製の薄いヘラは必須かと思います。安いので十分です。
キーレスならびに集中ドアロックボタンで電気的なロック・アンロックが確認できました。やはりモーターがダメでしたね。
外したモーターはおしりのプラスチック部分が黒々していたので、おそらくブラシが摩耗しきっていたんでしょうね。
他のドアもそのうち動作が怪しくなってくるものと思われますので、長く乗る予定ならモーターを買う際に予備を買っておくと良いかもしれません。
※この記事を見て自身で修理された際の不具合等には私は一切の責任を負えませんのでご了承ください。あくまでも参考まで…。
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