スーパーカブ:ドライブスプロケット交換
カブに乗り始めて徐々に1走行の距離が伸びてきているわけですが、段々とギア比の低さが気になりだしまして。
割と景気よく加速してくれますが巡航速度でのエンジン回転の高さは中々です。どこかで見た机上計算では40キロで6000回転くらいだったような。
というわけで1000円で出来るドライブスプロケット交換をしてみようじゃないかと思ったわけです。
これを選択
キタコの15Tにしました。あとチェーンガイドプレートも一緒に。
AA04/09は16Tが限界らしいのですがそこまで上げると加速がかったるくなりすぎる予感がしたし、チェーンも純正の106リンクでは不安なのでチェーン交換も視野に入れなきゃならんと思われるので15Tにしました。
チェーンガイドプレートは外してしまう人もいるみたいなのですが、あったものが無くなるのは不安なので買いました。1000円が惜しいなら純正を削っても良いでしょうね。
交換する
まず手始めにヒールガードを外しました。シフトペダル後ろ付近にあるメッキされた部品です。
上が14mmで下が12mmだったかと思われます。
続いてスプロケットカバーを外しました。ここはディープソケットとエクステンションが欲しくなります。
8mmです。
スプロケットカバーの裏側、これが純正のチェーンガイドプレートですね。
忘れぬうちに交換しておきましょう。
取り外しは引っこ抜くだけです。
右がキタコのもの。薄くなっている分大きなスプロケットでも入る算段です。
ひとつ注意というか何というか表裏がありますよということで。間違えると↑このようにボルト穴が合いませんので。
ちょっと寄り道しましたがチェーンケースを外しました。
それにしてもきったねぇチェーンだな。注油はしてきたけど洗浄はされてないパターンでしょうか。
ここまで汚いと思っていなかったので洗浄・注油グッズをまだ買っていなかったからそれはまた後日。
ギアを1速に入れてスプロケットのプレートを固定しているボルトを緩めます。ギアが入っていれば前進出来ないので緩め方向でもスプロケットが空転しません。
逆に締めるとき=バックはギアが入っていても出来るので空転してしまいますが対処法は後述します。
チェーンアジャスターを緩めてタイヤを前にドーンと押してチェーンをダルンダルンにしておきます。
テンションが掛かったままだとスプロケットが外しにくいので。
純正スプロケットが外せました。プレートをシャフトの手前にある溝まで持ってきて少し回転させてスプラインと合わせて抜けばスプロケットは引っ張れば抜けます。
純正13Tとキタコ15Tの比較。結構デカいですな。
スプラインの汚れを取ってからラバーグリスを薄く塗っておきました。
なぜラバーグリスかというと奥にベアリングのシールが見えたのでそれを侵さないようにです。たぶん万能グリスとかでも大丈夫でしょうけど持ってないので。
あとは新しいスプロケットを付けるだけですが、チェーンに嵌めてスプラインに入れるのは出来ると思いますけども…その後のボルトの締め付けですよね、問題は。
先人の知恵というかちょっとしたことで意外と簡単に対処可能です。リアスプロケットとチェーンの間に何か噛ませば良いだけです。
私はその辺にあった木の板を使いましたがウエスでも大丈夫だそうです。金属は念のため止めた方が良いでしょうね。
新しいのが付きました。このボルトの締め付けトルクは12N・mだそうですが、手持ちのトルクレンチで下限ギリギリでした。
あとは外したカバー類を元に戻してチェーンとリアブレーキの調整をしたら完了です。
純正の106リンクチェーンでスイングアームの目盛り真ん中よりちょっと前くらいになりました。新品チェーンだと108リンクにしても良いかもしれません。
走ってみて
早速試走してきましたが結構変化は分かりますね。全開でも加速が少しマイルドになって巡行時の回転数も抑えられて静かで振動も少なくなりました。
多少の坂道でもこれといって苦しい感じはありませんが、荷物満載だったり自身がふくよかだとそれなりに影響出るかもです。
基本平地ばかりで荷物もコンビニやスーパーでの買い物程度なら15Tはお勧め出来る感じですね。
参考までに…2速でレブ当てずに40キロまでは確認しました。駐車場だったので3速以上は未確認です。
法的に公道で30キロ以上出せないのは原付1種の辛いところです。性能的には余裕があるのにね。
やっぱり小型自動二輪取ろうかな。教習所代8万円掛かるのが一番のネックだけども。
※この手抜き記事を見てもたぶんスムーズに交換作業は出来ないと思うので交換されたい方は詳細に書かれた他所様の記事をご覧いただくことをお勧めします。私のと色まで同じAA04型に乗られている方のブログが参考になるかと思いますがリンクは張りませんのでググってみてください。