アコード:エアコンが臭いので対処する

エアコンを使うようになってからというもの、オフにしたときの臭い匂いが気になってしょうがなかったのです。
酸っぱい系ではなくムワッとくるあの…アレです。
納車されてすぐにエアコンフィルターを確認した時から察してはいたのですが、結構酷い状態なのは間違いなさそうです。真っ黒で砂とか得体の知れない謎の粉とか落ちてきましたからね。
エンジンオイルはマメに交換していたくせにこういった所は無頓着な人だったようですね、前乗っていた方。

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切るのと掃除するの

今回はガッツリやろうと思っていますので、エバポレーターまで到達したいのです。
そうなるとブロワーファン一式を外さないといけないので、グローブボックス回りの一部を切断する必要が出てきます。
相手はプラスチックですから切れれば何でも良いんですが、最寄りのホダカでハンディソーを買ってきました。金物を切るときにも使えますから前から欲しかったというのもありますが。
あと埃とかを掻き出すのに豚毛ブラシの柄の長いものを。反っているものでなくても大丈夫ですが、400mmは欲しくなると思います。

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グローブボックスを外したところ

まずはグローブボックスを外してこの状態にします。
分かりにくいですが下にあるグローブボックスの枠的なプラスチック部品を赤線の位置でカットです。点線状になっているのでそれに沿って切れば大丈夫です。
先に書いておきますが、最後に固定する際は左右2箇所M5のボルトで固定できますのでご心配なく。右側は最初からボルトがありますが左側はありませんので別途用意しておいてください。

切れた

切れました。これでブロワーファンが外せます。
必要な方はバリ取りをしておくとよろしいかと思います。

結構苦労します

ブロワーファン一式を外しました。文字にすると簡単そうですが割と苦労しましたよ。
確か2面幅10mmのボルトナット6箇所くらいで固定されていたと思います。それを外したら後は知恵の輪と力技の合わせ技でまるごと引っこ抜けました。
ファンくらい外せば良かった…。

1箇所ユニバーサルジョイントか首振りエクステンションが必要なところがありました。
あとディープソケットも使いましたのでご報告。

スッキリ

ブロワーファン一式が外れるとスッキリ広々です。
普段手の届かない所ですから一緒に掃除しておくといいですね。あと後付け配線まとめたりとか。
目的のエバポレーターは奥の右側を覗くと見えますよ。

奥のやつ

構造的に正面からは見えませんが、こうして姿を確認できました。見づらいですがエバポレーターの奥の上下に埃やゴミが溜まっています。フィンは幸い詰まっていなさそうですね。
手前のヒートシンクみたいなのはたぶん温度センサか何かでしょう。邪魔ですね…。
とにかくこの狭い中をどうにかブラシとかで掃除します。

掃除する

家庭用エアコンのですが…

この前家のエアコンを掃除したときに2本入りの洗浄スプレーを買ったので、余っていた1本を使うことにしました。
カーエアコン用ではないので仕様は自己責任で。仕組みは一緒ですからまず問題無いでしょうけれど、万全を期すなら車用を買いましょう。
↓このようなホースが付いているタイプがより良いですね。

黒い気がする

洗浄スプレーをエバポレーターに向かって吹き付けました。
そうすると直ぐにドレンから垂れてきましたが、黒いのかどうかよく分かりません…。たぶん汚れが取れて黒いはず。
私の場合は缶の半分くらいを断続的にまんべんなく吹き付けましたが、量は汚れ具合を見て決めてください。車用だったら目安が書いてあると思います。

これも洗浄する

エバポレーターに洗浄スプレーを吹き付けたら汚れが溶けるまでしばらく放置します。
その間にブロワーファン一式を洗浄します。
半分くらい残った洗浄スプレーを使ってファンを重点的に洗浄しました。モーター部分に掛けないようにスプレーの噴射圧で吹き飛ばすイメージで。仕上げにエアブローで乾かしました。
ケースの方は画像下2個の部品は台所用洗剤なんかでで丸洗いしても良いですね。雨降ってきたので私は洗浄スプレーを吹き掛けて拭き上げるまでにしました。
右上の内気・外気切換ユニットの方はウェットシートで拭きました。スポンジとか可動部があるので液剤を掛けるのはあまりよろしくなさそうだったので。

張り替え

あと外気導入口に当たる部分にはスポンジが貼ってあるのですが、加水分解してボロボロだったので張り替えました。
耐久性を考慮して普通のスポンジではなくエプトシーラーを使いました。主にオーディオ用で常時在庫していますが、色々使えるのでひと巻き持っておくと便利です。

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後は戻すだけですが…この後結構苦労して疲れたので一切カメラを触っておらず画像がもうありませんw
ファンを外したケース部分だけで取付ようとしたのですが、どうやっても引っかかって入りません。出せたのに入れられないなんて。
色々試行錯誤して内気・外気切換のモーターユニットを外して再チャレンジすると何とか入りました。狭いので後から付けづらいんですよね。
所定の場所に入ってしまえばあとは元付いていたものを取り付けて、最後に切って外したあの部品をM5のボルトで取り付けて終了です。グローブボックスを忘れずに。

匂いはどうなった?

さて、気になる匂いの方は…概ね爽やかになりました。100%取れたとは言えませんが、元から比べれば雲泥の差です。
最初送風で匂いを嗅いだらあんまり変わらない感じでしたが、エアコンを掛けてコンビニ往復した後に送風でしばらく乾かすとほぼ洗浄スプレーのフレッシュフォレストとやらの匂いだけになっていました。
おそらくエアコンの結露水で洗浄剤がすすがれたせいかと思います。洗浄剤に溶け込んだ臭い成分が流れたおかげでしょう。
結構苦労したのに匂いが取れなかったなんて悲しすぎます。

というわけで何とか洗浄できました。
今後は気持ち早めのエアコンフィルター交換と定期的に簡易タイプで良いのでエバポレータークリーナーを使おうと思います。