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サンバー:足回りを純正に戻す

今まで使っていた純正改造品のサスペンションキットですが、フロントが底突きしまくるし収まりも悪くなってきたので純正に戻そうと思っていたのです。
ですが交換時仕舞っておいた純正品がなかなか見つからず、ようやく昨日見つけられまして今日交換することにしました。
母屋の車庫のテーブルの下だったとは。


見つかった純正品です。4万キロも走ってないものなのでさほどへたってはいないはず。


まずリアから始めました。
ジャッキアップポイントはリアのクロスメンバー、後ろから見える丸パイプです。
ウマはトレーリングアームのピボットに。そのまま丸パイプ両端に掛けても良いと思います。
ダンパーを外してからスプリングを斜め手前に引っこ抜けばOKです。ローダウンスプリングだったら割と簡単です。
ダンパーのボルトナットのサイズはM10、レンチは17mmのものを使います。


純正スプリングを入れるときは何かバールのような物を使って、スプリングを上方向に縮めるようにして足でグッと押し込むと入りました。
横着せずにスプリングコンプレッサーを使った方が効率的ですね。


フロントはロアアームバー装着につきサブフレームにジャッキが掛けられない仕様なのでフレームのどこかに掛けることにしました。
オーバーハング部分にあるY字の分岐する部分がちょうど良さげだったのでここでジャッキアップです。
ジャッキの高さが足らなかったのでその辺にあったコンクリブロックで嵩上げしています。


アッパーマウントのナットを適度に緩めてからナックルとの接合部分のボルトを抜きます。ブレーキホースも忘れずに。
まず素直にスポンと抜けるわけありませんので、嵌合部分に5-56なりそれっぽい油をスプレーしてしばらく待ちます。
あとは当て木をしてひたすら叩けばジワジワ抜けてきます。大きいハンマーがあれば割と楽かもしれませんが、普通の金槌でも何とかなりましたよw


助手席側は楽に抜けて嵌まってくれたのでササッと出来ましたが、運転席側が抜けにくい嵌めにくいで時間が掛かってしまいました。
2年ぶりくらいに作業しましたが案外憶えているもんですね。


ということで純正戻し完成です。リアの車高がえらく高く感じます。
乗り心地はすこぶる良好です。細かい振動はだいたい吸収してくれています。
乗り始めの頃はえらくバタバタするなと思ってましたが、最悪レベルの乗り心地の後に乗るとコンフォートにでも乗ってるかのようですw

軽くワインディング農道を走ってみましたがハンドリングはこちらの方が好みでした。
明確にロール量は大きくなりましたけど、挙動が分かりやすくなった感じです。
アクセルオフでリアが出る感覚もあり結構楽しいですね。
何よりもコーナリング中に外側のタイヤで段差を超えても底突きしないので安心して乗っていられますw
やっぱり純正ってよく出来てますね。

あの純正改はどれだけストロークに余裕が無かったのかよく分かりました。
さてどうしようかな…売るに売れないし廃棄処分しかないな( ∵)