アコード:セルモーター交換
ワイパーに引き続いてちょっと大物の交換です。
納車時からセルモーターのオーバーラン症状が出ていたのですよ。
毎回ではなく何回かに1回程度の割合でしたが、フライホイールのリングギアに徐々にダメージ蓄積されていきますから気にしないわけにもいかず。
何気にセルモーターの不具合は今までで初めての経験です。
これを準備
リビルト品のセルモーターです。土日で交換したかったので即日出荷のものを選びました。
リビルト品は当たり外れが大きいのでちょっとした賭みたいなところもありますが、保証がしっかりしていれば大丈夫かなと思っています。
ちなみに純正品番は 31200-RBA-003 です。
交換する
まずはバッテリーのマイナスターミナルと邪魔な物を外すことからです。
セルモーターには常時電源が来ていますので必ずバッテリーのマイナスは外さねばなりません。電源が断たれてもトリップメーターはリセットされません。
手始めにインマニのカバーとラジエーターのリザーバを外しました。
まだ余裕です。
続いて運転席側ラジエーターファンを外しました。
熱の掛かるプラスチック部品ですから折損には注意です。
インマニの下を覗くとセルモーターが見えましたが、右側にあるインマニのステーが邪魔そうなので外します。
外した物一覧。これだけ外せばあとはセルモーターを取り替えるだけです。
セルモーターを外すにはこの赤いマーキングのされたボルト(二面幅17mm)と…
奥にあるやたら長いボルト(二面幅14mm)を外します。
ボルトを外す前にふたつある端子を外しておくのを忘れずに。
外れました。と、書くのは簡単ですが地味に大変でした。
まずボルトが固いうえにスペースが無いので力が掛けられないのです。
普通のラチェットでやったんじゃ届かないのでKTCのロングラチェット(BR3L)を使いましたが、送り角とスペースの問題で中々思ったようにいかず。インマニが邪魔。
そこでロングラチェットをパイプで延長して何とか緩めた感じです。このロングラチェットは私の中で信頼性抜群です。ロードスターのミッションボルトの時も助けられました。
後は逆手順でリビルト品を取り付ければいいです。
配線クリップを留めるステーを移植するのを忘れずに。
今回の作業で思ったのはセミディープソケットって必要だなということです。
ディープじゃ長いし普通のじゃ短いという場面に結構出くわしたので、余裕が有るなら用意しておくと楽かもしれません。
あとコネクタを外す工具もあると便利です。
特に破損しやすいらしいノックセンサの所もグリグリやらず真っ直ぐ引き抜けるので破損リスクを減らせるかと思います。
交換後
交換前後での比較です。
交換前はオーバーラン症状が出てエンジンが掛かった後ピニオンとリングギアが当たる音がしています。
交換後は元気に回っている感じですが…ちょっと違和感のある音がしています。こんなもんか。
1年保証が付いているのでしばらく経過観察といきます。
このあたりまでの補機類交換なら私程度でも出来ますが、色々リスクもありますので賢明な皆様は信頼のおける整備士へ依頼されてください。
私は工具があったし工賃節約のため自分でやったまでですからね。