アコード:ステアリング交換 MOMO TUNER編
以前からちょっとステアリング径が大きく思っていまして、素早く大きく操作する際に想定している車の動きと実際の動きに僅かなずれを感じていたのです。
それを上手いこと補正して乗っていれば良いのでしょうけれど、せっかく手持ちの社外ステアリングがあるのだからそれを使わない手は無いなということで交換することにしました。
これらを準備
まずはステアリングボスを準備しました。個人的に安定のワークスベル製です。
CL7アコードは品番221が適合するようです。
ステアリングはロードスターで使用していたMOMO TUNER 350mm径です。
ロードスターは休日しか乗っていなかったのでまだ新品レベルのコンディションを維持しています。
そして純正部品でMOMOステアリングに合うホーンボタンがあるということで買ってみました。
品番は 78514-SL0-Z71ZA になるかと思います。NSXの純正部品ですね。
アコードはあくまでもEURO RであってタイプRではないのでType-S用の黒いのにしました。変なこだわりがあるのです。
そしてこれ偽物です。ヤフオクで安く売っていたので買ってみたのですが、実物を見るまでデッドストックを安く売っているだけかと思っていました。
いざ届いて裏側を見て察しましたとさ。左がMOMO純正ボタンですが、比べると細かいところの作りが雑だし、端子が回り止めの突起を無視した角度で浅く付けられているし、おまけにサイズがちょっと大きいんです。
安かったからまだいいけど、正規の値段で掴まされた人もいるんじゃなかろうか。
取り付ける
取り付けに掛かります。基本的に国産車は同じ要領だと思いますので、一度でも交換経験があれば割とすんなりいけるはずです。
まずはバッテリーのマイナス端子を外してしばらく放置します。アコードは電力が絶たれてもトリップメーターがリセットされません。容量の大きなコンデンサでも付いているんでしょうか。
そして純正ステアリングのコラム側に左右2箇所カバーがあるので細いマイナスドライバーなどで外すとボルトが見えます。
ボルトはトルクス(ヘックスローブ)のT30(いじり止め無し)ですので適切な工具で緩めます。ボルトに緩み止め剤が塗られていて結構固いのでラチェットレンチとトルクスソケットをお勧めします。
ボルトを外しソケットを固定の爪から外すとエアバッグが外れます。ソケットは外周のロックを引き下げて引っ張ると抜けるタイプでした。
あとはセンターの固定ボルトを緩めて(外さない)ステアリングを揺さぶったり引っ張ったりすればステアリング本体が外れます。怪我の無いよう気をつけてください。
そういえばステアリングの固定がボルトなんです。多くの国産車はナット固定かと思いますので割と珍しい気がします。
だからと言って別に何もないんですが。
スパイラルケーブルのリングから伸びるエアバッグとホーンの配線はテープで纏めてあるのですが、後々の作業性を考慮して分離しておきました。
テープの糊が残ってベタベタするのでアセテート布テープを巻いておきました。
いよいよボスを取り付けてステアリングも固定しました。まだボルトは付いていません。
付属の抵抗をエアバッグのコネクタ内の端子に差し込んでテープを巻いて抜け止めとします。今回使うホーンがアース接続不要なためホーンリングは付けません。
角度とか色々確認したらボルトを規定トルクで締めます。
ボスの説明に従い30N・mで締め付けます。
最後にホーンボタンを取り付けたら完了です。
でもこのホーンボタン、僅かに大きいためMOMO純正品のようにスポッとは入りませんでした。あと上部に出ているアースの針金をボスに確実に接触させるため少し曲げたので収めるのに少し手間が掛かりましたね。
おかげでちゃんとホーンは鳴ります。
最後にバッテリーを接続しエンジンを掛けてみてエアバッグの警告灯がちゃんと消灯することを確認しましょう。
警告灯が点いていると車検に通りませんからね。
というわけでステアリングを交換しました。
ちょっとだけ小径になったのですが、やはり思った通り自分の感覚と車の動きがリンクした感じになってしっくりきます。
そして素早く大きく切る動作がスムーズになりました。会社の手前の路地なんか抜群に効くでしょうな。
あと朗らかに走ってみても良い感じです。左のロングで切り込んでいく際にもう少し回したいけど体が動いてしまうから躊躇っていたのがちゃんと良いところまで回せるのでその分アクセルを踏めるようになりました。
結果良い感じで乗れているのですが、もうそろそろタイヤが限界かもしれません。
少し前からペースを上げているのですがスキール音が目立って来ましたし、明確に出口でアンダーが出て曲がらない所が出てきました。
そろそろ考えないと。
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