BSアンテナを屋根へ移設

レコーダーを使い始めて割と順調に録画できていましたが、先日の雨でアンテナレベルがギリギリまで落ちてしまい一部が録画されていないという状況になりまして。
やはりアンテナの位置を変えた方が良いということで作業してみました。
数年ぶりのアンテナ工事…どうなることやら。

現状と部材



現状はこのように軒下に設置してありますが屋根に近く結構電波が遮られているのです。
雪に対してはかなり良い場所なのですが安定した受信となると良くはないですね。
そこでその先の小屋根の上に引っ張り出して高さも上げてやれば結構改善されるのではないかと思われます。


最寄りのホームセンターで移設に必要な部材を買ってきました。5000円もあれば十分揃うかと思います。
私は一番安い屋根馬と1200mmのマスト、支線とその金具を揃えました。
支線は普通にステンレスワイヤーで問題ありません。ちょっと太めを選ぶと良いですね。

取り付け



ステーアンカー(支線を家に固定するもの)を良さげな場所に固定します。
私の場合は片側が壁ですので間柱のある所を狙って打ち込みました。反対側は普通に軒の所へ打ち込みますが…危険なので無理は禁物です。


あとは屋根馬を置いてマストを立てて支線で4方向から引っぱります。
マストの垂直を見ながら徐々に引っぱるとよろしいかと。


パラボラアンテナを設置しました。
これで形になりましたね。あとは方向調整と同軸ケーブルの固定です。


方向調整に関しては業者であればレベルチェッカーを使ってその場で行えますが、一般家庭にそんなものあるわけないのでテレビのアンテナレベル表示機能を使うしかありません。
ですがアンテナからテレビを見通せる場合はかなり少ないと思われますので文明の利器を活用します。
私はiPhoneを2台持っていますのでそれを使うのですが、1台はテレビを映しておくために使います。もう一台でそれを見ながら方向調整をするのです。
要はテレビ電話機能を使えば良いわけですな。なのでスマホでなくてもタブレットやパソコンでも良いわけです。LINEでもSkypeでも何でも。
私は三脚に固定してLINEのビデオ通話で行いました。


こんな感じで丁度良いくらいの数値まで上がりました。テレビやレコーダーによって数値はまちまちですから相対的に見てください。
ブースターは入っていませんが1台だけなら多少の雨でも大丈夫かと思われます。

同軸ケーブルは延長しませんでしたが、長さが中途半端だったため空中配線になっています。
今はまだ良いのですが雪が降る前までには長くして屋根の上に這わさないと断線の恐れがありますね。
もう少し涼しくなったら5Cにして張り直します。


※私は以前こういう仕事をしていましたから自分で行ったまでで、未経験の方は業者に依頼することを推奨します。
どうしてもと言う場合は十分注意して行うべきです。また、必ず晴れた日に屋根が濡れていない状態で行ってください。
屋根の上で滑り始めたら簡単には止まりません。屋根で滑ると落下するものと思っておくべきです。