ドラレコで使うmicroSDメモリカードについて

ちょっとした不具合が発生したLD-DAB201について販売店とメールのやり取りをしたのですが、ちょっと気になったことがあったので記事にしてみました。
タイトルの通りmicroSDカードについてです。

ドラレコは環境的に厳しい



販売店へ問い合わせた内容をかいつまんで書くと…
「録画ファイルが記録されていたりいなかったりし、記録されていても日付が飛んでいたりします。」
こんな感じです。

これに対して販売店の回答をかいつまんで…
「SDカードが劣化している可能性があります。」
とのことです。

正直迂闊でした。
約1年で壊れるものかと思いましたがよくよく考えれば車に乗っている間は常に書き込みされているわけで、さらに日常の足となっている車両ですから毎日1時間乗るとしても最低6GBくらいは書き換えが発生している計算です。(5分で500MB程度)
ひと月で180GBくらい、1年なら2.2TBほどになります。休日などは1時間以上乗っていることも多いので少なくともですが。
NAND型フラッシュメモリにはTBWという総書き込み量が定義されているのですが、SDカード界隈ではあまり書いてあるのが見当たりません。SSDは書いてあることが多く、TLCのもので容量80GBのある製品は45TBWだそうです。
さらに冬は氷点下になることもあり夏は80℃近くまであがるらしい車内ですから寿命が縮んで当然の環境です。

MLCを選ぶとよい

NAND型フラッシュメモリには記録方式の違いで3種類ほどあります。
SLC / MLC / TLC
左に行くほど速くて高信頼性で高価です。つまりその辺でお手頃価格で購入できるmicroSDカードは概ねTLCです。

ではドラレコという書き換え回数が多い機器で使うに適したmicroSDカードはどれやとなりますが、ベストは産業用の高耐久性なもの。
ですがコンシューマ向けではなく本気で高いのでTranscendやSanDiskなどから出ている「High Endurance」とか「高耐久」と書いてあるものがお勧めです。
それでもちょっと…というのならMLCでググってください。何か出ると思われます。
私はこれを気にMLCのもの、Verbatim(三菱化学)の600x Pro 64GBを注文してみました。3000円くらいです。


耐久性は不明ですがMLCで速めなので。

というわけでドラレコ使うならメモリーカードにも気を配った方が良いですな。
Class10の手頃な物でずっと使ってきましたが、いざという時に録画されていなかったら意味が無いので出来るだけ耐久性が高い物を使ってきたいと思います。
長くても2年で交換するとより安全でしょう。